社会人からテニュア大学教員へ

40代で大学教員に転職したぽんこつ博士のブログです。研究・教育の世界に興味のある方へ情報をお届けできればと思っています。

新型コロナに思う③

昨日、仕事の帰りにたまたまドラッグ・ストアに立ち寄ったら、トイレットペーパーを抱えた行列ができていました。

カート一杯に買い込んでいる人もいました。

ティッシュや生理用品も同じように手に取る人が散見されました。

もちろん陳列棚はもぬけのからです。

 

ウイルスの拡散によって、医療、教育、観光、流通、経済、日常生活・・、全てに影響がでています。

そして差別問題も大きな課題となっています。

インフルエンザは治療薬がありますが、年代問わず症状が重いですし、周囲で発生した場合は、ある程度感染経路も予想できます。

だからといって目くじら立てて、バッシングまではしないですよね。

マスク等の感染対策もなしに、ルーズに登校・出勤しない限り、「しょうがない」と許容できていたと思います。

 

新型コロナ感染の多くは重症化しません。

リスクが高い人であっても、病院に行く敷居が低ければ、重症化する前に食い止めることができます。

しかし、社会があまりに過敏に反応するので、自己判断で医療機関へ行くなといわれています。

疑わしい症状がでた場合は、自宅で数日様子をみて、保健所に相談するようにと。。

これって最も高い効果が見込める医療介入の時期を見逃していることになりませんか?

 

来週から学校は休校となるようです。

賛否両論、色々な意見があると思います。

でも、マスコミやSNSは批判的な情報に偏りがちです。

安易に楽観するのはよくないですが、根拠なく不安をあおるのはもっとよくないことです。

全員が納得する対策なんてありません。

今は新型コロナで社会が混乱しないように協力し合うしかないです。

批評はあとからでいいです。

 

以前も書きましたが、感染制御は騒動が収まり、様々な事例を総合的に振り返って初めて、対策の効果が分かります。

医療、経済、交通、教育、娯楽など、何を基準にするかによっても評価が変わると思います。

批判する人に限って、買い占めに走っている気がしてなりません。

ネット社会の普及によって、危機に対する協調性が失われ、エゴが強くなってしまった気がしてなりません。