社会人からテニュア大学教員へ

40代で大学教員に転職したぽんこつ博士のブログです。研究・教育の世界に興味のある方へ情報をお届けできればと思っています。

新型コロナに思う⑥

新年度の幕開けとなりましたが、残念ながらコロナの終焉はまだまだのようです。

私が赴任している大学では当面の間、遠隔授業で対応することになり、少々戸惑っています。

放送大学や東進の先生は慣れているんでしょうね。

 

最近また気になっていることがあります。

全チャンネルで連日のコロナ報道を繰り広げています。

そのような中、各チャンネルがこぞって感染症に詳しい医師をコメンテーターとして招集しています。

すでに2ヶ月以上こんな状態です。

直近の報道では、首都圏を中心に医療崩壊の危機が取り上げられるようになりました。

医療崩壊の危機だからこそ、テレビ出演をオファーせず、専門の医師が現場で診療にあたれるようにしてあげるべきではないでしょうか。

ここまで感染が蔓延してしまうと、専門家の意見を聞いても、拡大を止めることは無理だと思います。

感染を封じ込めるのではなく、感染した人が適切な医療を受けられる体制を維持していくことが急務です。

 

また、コロナの院内感染がさも医療者の怠慢のように報道されています。

潤沢な防護具・スタッフがない状態で、他の診療と平行してコロナに対応するは不可能といえます。

あたかも医療者側に問題があるように報道されるのであれば、疑わしい患者を診察しないという選択をとる医療機関が出てきかねません。

 

報道は客観的なデータを元に私見を交えずしてもらいたいものです。