「出来レース」と「一本釣り」
しばらくぶりの更新です。
今回は「出来レース」と「一本釣り」採用について書きたいと思います。
私が直接関わったわけではないですが、選考委員会の意見が教授会で認められない事例がありました。
職位に意見の相違があり、1階級下げて採用するように意見が出たようです。
なぜこのようになったかというと、この選考はいわゆる「出来レース」で、公募こそ行われましたが、あらかじめ声がけをしていた教員が選考委員会で選ばれました。
先方には昇格採用を約束していたようですが、それが厳しいという結果となり、辞退されてしまいました。
このような経緯から、急遽新たな教員を探す必要がでてきました。
すると、すぐに上層部から新たな候補者の提案があり、臨時教授会が開催されて、わずか2週間ほどで採用が承認されました。
今回は公募することはなく、まさに「一本釣り」です。
下々教員の私が今回の話を知ったときは、ほぼ採用が決定している状況でした。
正直、これがいいか悪いかは分かりません。
ただ人事においては、「運」という巡り合わせも、大きなファクターだと改めて感じました。
どんな先生が着任されるのか色々な意味で楽しみです。