社会人からテニュア大学教員へ

40代で大学教員に転職したぽんこつ博士のブログです。研究・教育の世界に興味のある方へ情報をお届けできればと思っています。

「出来レース」と「一本釣り」

しばらくぶりの更新です。

 今回は「出来レース」と「一本釣り」採用について書きたいと思います。

 

私が直接関わったわけではないですが、選考委員会の意見が教授会で認められない事例がありました。

職位に意見の相違があり、1階級下げて採用するように意見が出たようです。

 

なぜこのようになったかというと、この選考はいわゆる「出来レース」で、公募こそ行われましたが、あらかじめ声がけをしていた教員が選考委員会で選ばれました。

先方には昇格採用を約束していたようですが、それが厳しいという結果となり、辞退されてしまいました。

 

このような経緯から、急遽新たな教員を探す必要がでてきました。

すると、すぐに上層部から新たな候補者の提案があり、臨時教授会が開催されて、わずか2週間ほどで採用が承認されました。

今回は公募することはなく、まさに「一本釣り」です。

下々教員の私が今回の話を知ったときは、ほぼ採用が決定している状況でした。

 

正直、これがいいか悪いかは分かりません。

ただ人事においては、「運」という巡り合わせも、大きなファクターだと改めて感じました。

どんな先生が着任されるのか色々な意味で楽しみです。